Cape Gold, Southern Immortel

甘くやさしいハーブのような香りが特徴。リラックス作用があり、
疲労を回復したり呼吸を落着かせる作用も確認されている。

ムギワラギク属のアフリカ固有種の多年草。互生する深緑色の葉は、白銀色の綿毛に包まれており、毎年2回に初夏と初冬に花を咲かせる。南アフリカやジンバブエなど南部アフリカに幅広く生息するが、地域によって植物成分は異なる。標高2440mの山地斜面、小川や森林の端に自生する。本製品の原料は北部リンポポ州の山地に自生する野生種を採取したものである。

その免疫作用や抗炎症作用から、アフリカの伝統自然療法に使用される。せき、喘息、風邪の治療薬として、葉を煮出した蒸気に患部を当てるという治療法が常用されている。

cape gold

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▶︎基本データ

INCI名
Helichrysum Splendidum Oil
化粧品表示名称
ヘリクレサムスプレンジデュム油
生産国
南アフリカ
抽出方法
水蒸気蒸留(Hydrodistilation)
使用部位
葉、花、茎
香り
甘くやさしいハーブのような香り。

▶植物分類

種名
Helichrysum Splendidum / ヘリクリサムスプレンジデュム
通称
Cape Gold, Southern Immortel
キク科
ムギワラギク属
主な成分
delta – cadinene
clarene
germacrene

▶︎特徴・効能

抗菌・抗カビ作用
幅広い種類の菌類の発育抑制効果が確認されている。特に、葉上生息菌やブドウ晩病菌については8割程度の抑制効果が実証実験により確認されている。
抗アクネ作用
本精油は南アフリカでニキビの塗り薬として伝統的に使用されてきた。その葉に含まれる成分には、抗炎症作用と抗アクネ菌作用が確認されている。アクネの原因である病原菌の増殖抑制の効果が確認されている。
リラックス作用
本精油の香りには、リラックスや気持ちを落着かせる効果が期待される。疲労を回復したり呼吸を落着かせる作用も確認されている。
注意事項
妊婦、12歳以下の子供には使用しないこと。キク科特有のアレルギー反応があり得るので注意すること。